透明な炭酸飲料「コカ・コーラ クリア」を買ってみた
こんにちわ
清涼飲料水の「クリア」が数多く発売され空前のブームを迎えている。
’92年にもコカ・コーラは「タブクリア」を発売したが、定着はしなかった。
こんなCMは筆者も全く記憶にない。
なぜ今「クリア」が売れるのか?透明にすることで仕事中や運動の後など、飲用シーンの広がりが期待できるという。
確かに以前筆者が勤めていた某セラミック会社は元祖「ブラック企業」だった。
執務室は、いわば茶室のような凜とした戦場の趣で就業時間内は飲食は基本禁止で異常な空気が漂い必ずどこかで社員が怒鳴られているのが普通の光景だった。
そんな中あるあまり仕事が出来る先輩社員ではなかったが、いつもその先輩は好んで「Dr Pepper」を執務室に持ち込み愛飲していて妙に違和感を感じたことを思い出した。
コカ・コーラも「楽しさや遊びのイメージがあるため、真面目な仕事をしている時に飲むのには向かないと思われている方も少なくない。それが透明炭酸になることで障壁が少し払拭され、飲用機会が増える」としている。
実際に試飲してみた。
先に述べておくが、筆者は「コカ・コーラ」と「ペプシコーラ」は幼少時代から大好きだ。特に後味の良さと香りで「コカ・コーラ」派だ。
しかし一言でいうと「コカ・コーラ」ではない!ガッカリだ!
ゼロカロリー特有の甘味料とレモンが効いていて「キリンレモン」の味わいに近い。
「コカ・コーラ」派の筆者からすると裏切られた感は否めない。
過去「コカ・コーラ」は変わり種のフレーバを使った商品を数多く販売するが、どれも定着はしていない。
このブームも筆者は一過性のものだと確信した。
そもそも平成も終わりを迎えようとして文化も変わろうとしている。
汐留に本社を構える某投資会社の執務室には、会社が用意したアイスクリームを販売する冷蔵庫がある時代だ。
もはや「真面目な仕事をしている時に飲むのには向かない」文化も崩壊しつつある。